Part9 文化祭の感想とお礼(閉会あいさつ)
2020年11月1日 15時38分生徒のみなさんが、心待ちにしていた文化祭。新型コロナウイルスのため、半日開催にはなりましたが、朝一番に、心躍る吹奏楽の演奏から始まり、身も心も躍る3年生の有志で終わりました。すばらしい、心がゆり動かされた文化祭になったことを、うれしく思います。
みなさんが緊張した面持ちの中、学年ごとの発表に込めた思いや、合唱コンクールでの歌声、ハーモニーは、本日、参加されていた、みなさんの心の中に、しっかりと届けることができたと思います。私も久々に中学生のハーモニーを聴き、心に染み渡りました。
まず、「総合的な学習の時間」の発表では、どの学年も1学期は臨時休業のため、活動はほとんどできませんでした。2学期になり、運動会を終えてから、やっと発表の案を作成し、パソコン教室で、プレゼンテーションを、グループで、ああでもない、こうでもないと話合い、時間と戦いながら、なんとか今日、発表することができました。どの学年も工夫していて、すばらしい発表でした。
特に、3年生の人権劇では、「しんどい思いをしている相手に寄り添い、その人のために、自分にできることをする」ことの大切さを、登場人物になりきることで、今日、ここで、見ている私たちの心にしっかりと伝えることができたと思います。
先週、3年生の最後のリハーサルを見た、ある先生は、「劇もすごかったけど、3年生が、ここまで成長したのか~と思うと、その感動で涙が出そうになった。」と話していました。私は、この言葉で、3年生の頑張りがよくわかりました。
そして、合唱コンクールです。今年は、各学年、自由曲の1曲でした。どの学年も、その1曲に集中して取り組んでいました。
朝、廊下の踊り場で練習をしたり、夕方、中庭にある芝生の上で練習をしたりしていた姿がありました。生徒だけでなく、先生が指揮者のようにタクトを振るがごとく、必死に盛り上げようと頑張っていた姿、目を見開いて、生徒の歌声に合わせて、体全体でリズムを取りながら聴いていた姿がありました。
朝練をする学年もありました。でも、子どもたちの思いがうまくまとまらず、時には対立することもありました。先生も必死になり、一人一人の思いを大切に、まとめようと一生懸命になっている姿がありました。
そして、その成果が、今日の歌声でした。参加して頂いた保護者のみなさんは、どう感じられたでしょうか。
私は、子どもたちが努力した成果は、最高だと考えています。そして、将来、この経験をもとに、もっと成長していくことに、大いに期待しています。
最後になりましたが、今日、この文化祭で与えられたすばらしい経験は、すべて、3年生を中心とした生徒のみなさんのがんばりと、みなさんと共に表になり裏になり支えてきた先生方、そして、家庭で、生徒のみなさんが、何事もなく、毎日を過ごせるよう、支え続けてくださった保護者の皆様のおかげだと、深く、感謝しています。
今日は、ほんとうに、ありがとうございました。