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Part8 新人戦への応援メッセージ

2020年10月5日 15時29分

※ 壮行会(10月5日)でお話しした内容です。

 

        激励の言葉

 2年生・1年生のみなさん、明日から開催される「今治・越智中学校新人体育大会」は、みなさんにとっては、新チームになっての最初の公式戦です。

 これまで、先輩たちや、顧問の先生方、多くの方々から教えてもらい、身につけてきた技術、そして、精神力とチームワークを、あますことなく、充分に、発揮してきてください。私たち、全教職員と学校に残っている生徒たちは、会場には行けませんが、この伯方中学校、各会場から、みなさんを心から応援しています。

 今、みなさんを大きな声で応援してくれた3年生は、みなさんも知っているとおり、3年生最後の大会である「今治・越智中学校総合体育大会」は、新型コロナウイルス感染防止のため、残念ながら開催されませんでした。

 中止を聞いたときの3年生は、とても大きなショックと、悔しさと、これまで頑張ってきた様々な思いが重なったのでしょう、大粒の涙を流していました。

 その後行われた3年生最後の交流戦では、その思いをしっかりと試合にぶつけようと頑張った姿がありました。従来、あるはずの力が発揮できず、悔し涙を流した姿もありました。

 私が応援に行ったある部では、最後の決勝戦、力の限り戦い続けましたが、残念ながら、負けてしまいました。最後まであきらめず、仲間がミスしても決していやな顔ひとつせず、互いに声を掛け合いながら、互いに応援しながら戦い続けたその姿に、私は、とっても感動しました。とても印象的でした。

 でも、それ以上に印象的だったのは、試合が終わった直後、みんなが集まったとき、その3年生は、その場にいた後輩に向かって、「次、頑張ってくれ!おれらの分まで頑張って優勝してくれ!頼むぞ!」と笑顔で話していた姿でした。最後の試合に負け、とても悔しかったと思います。辛かったと思います。でも、いやな顔を見せず、後輩に、自分たちができなかった夢を託したのです。私は、これはなかなかできないことだと思いました。

 そんな先輩たちが、ここにいます。これが、この伯方中学校のよき伝統だと思いました。伯方中学校のすばらしさだと思いました。

 2年生、1年生のみなさん、この伯方中学校のよき伝統を引き継ぎ、明日からの試合、互いに励まし合いながら、しっかり、今、身に付けている力を、思う存分、発揮してきてください。

 そして、その結果を、胸を張って、堂々と報告できるよう、全力を尽くしてきてください。

 みなさんが、充実した表情で、報告してくれるのを、とっても楽しみに待っています。よろしくお願いします。