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Part14 修了式でのお話

2021年3月25日 10時42分

 

 「光陰矢の如し」という言葉どおり、月日の経つのは早いもので、みなさんも、新型コロナウイルス感染防止対策や、そのために行事などが変更になり、その対応に追われながら、あっという間に令和2年度が終わったのではないでしょうか。

しかし、そんな中にあっても、3年生は、みなさんと共に、この伯方中学校で自分たちのやるべきことを一生懸命に行い、後輩のみなさんに、「今、自分がいる環境の中で、ベストを尽くす」という「よき伝統」を残して、3月17日に卒業しました。

 今は、それぞれの進路を実現し、高校生活、あるいは将来に夢を馳せながら、この春休みを過ごしていることと思います。 

 さて、今日は一年をしめくくる日、修了式です。1.2年生の皆さんには、先ほど、代表者に修了証を渡しましたので、今日で、それぞれの課程を修了し、新年度は、みなさんそろって1学年進級となります。

 ここで、この修了証の意味を確認することで、今一度、この1年を振り返ってもらいたいのです。

 今日の修了式は、こんな字を書きます。(提示「修了式」)1,2学期は、終わる、の「終」と、授業の「業」の終業式です。

 でも、今日の修了式は、「修の意味…学ぶ、身に付ける」と「了の意味…悟る、終える」ということです。みなさんそれぞれの学年で、学ぶべきことをすべて身に付けたので、その学年を終了するという意味になります。

 今日、ここで、みなさんに考えてほしいことは、「この一年間、自分なりに、どのような努力をして、どれだけ自分を向上させることが出来たか」ということです。今、みなさんは、この一年間を良く頑張ったぞという手応えや満足感を感じているでしょうか。一人一人、この一年間を自分自身でしっかり振り返ってみてください。

 そして、まだやり残したことがあれば、それをここで終わりとせず、次の学年の目標に取り込み、次こそ、実現するために、頑張ってほしいと思います。みなさんは、部活動や学習で「継続は力なり」という意味をしっかりと経験できていると思います。目標も同じです。自分が満足できるまで継続して取り組んでほしいと思います。

 4月から、2年生のみなさんは、3年生として、この伯方中学校の顔となり、この伯方中学校を背負って活躍する、最高学年となります。1年生のみなさんは、2年生として、新入生の1年先輩として、手本となるべき学年になります。 

 私が、これからのみなさんに臨むことは、友達の誰一人取り残さず助け合い、必要な時には、一致団結して行動することのできる、これまでの本校の「よき伝統」を引き継いだ、みんなに自慢できる伯方中学校にしてもらいたいということです。どうか、よろしくお願いします。 

 以上、新年度、皆さんへの大いなる期待を込めて、令和2年度、修了式のお話とします。