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Part5 効果的に記憶するには…!?

2020年5月18日 09時21分

 今、生徒のみなさんは、隔日登校をして、授業を受けています。少人数で、蜜にならないようにするためです。ですから、授業では、以前のように、授業中にグループになって話し合うような活動はできません。現在の授業は、「知識」と「技能」を深めていくことが中心になります。(知識は、漢字や英単語、社会の年代などがそれに該当します。技能は、数学で言えば、計算方法などがあります。)そうすると、どうしても覚えることが中心になります。「え~、覚えることは苦手なのに~!」「いくら頑張っても覚えることはできないのに~!」とつぶやくみなさんの心の声が聞こえてきそうです。

 そこで、今回は、覚えるためのコツについてお話しします。コツとしては、次の2つがあると思います。

①短時間に集中して何度も何度も繰り返すこと! 
②人間の感覚(体の部分)を同時にできるだけ多く使うこと!
この2つをうまく組み合わせて使えば、記憶できる量が増えることは確実です!

 では、具体的にはどうすればよいのでしょうか。こんな方法はいかがですか?①を利用するために、準備するものは、白紙ボールペンです。紙は何でもかまいません。白紙であればよいのです。(ノートでも、広告の裏でもかまいません。)ボールペンは、家にある書けるものであれば何でもかまいません。(鉛筆は頻繁に削る必要があるので手間がかかります。)

②を利用するために使ったものは、触覚(指先)、視覚(目)、声を出すこと(声帯)、聴覚(耳)です。これらを同時に使います。

具体的には、英単語ならば、その単語の読みやスペルを、声を出して(言いながら)ボールペンで何度も何度も、覚えるまで書くことを繰り返すのです。(簡単に言うと、ぶつぶつ言いながら、カツカツと何度も何度も繰り返し紙に書き続けるのです。)白紙がいっぱいになったら、裏返してまた書き続けます。裏いっぱいになったら、新しい紙を使います。書き込みでいっぱいになった紙は、捨てずに場所を決めて置いておくのです。(書けなくなったボールペンも同じです。)これを繰り返します。

 こうすると、書くことで「触覚」、それを見ることで「視覚」、声を出すことで「声帯」、その声を聴くことで「聴覚」と、同時に4つの体の部分を使うことで、記憶力が格段に上がります。人間は、同時に多くの体の部分を使うと、しっかりと記憶に残るそうです。
  これを繰り返していくと、自分が書いた文字や数字でびっしり埋め尽くされた紙や使い切ったペンが増えていきます。この紙やペンを見ていると、自分が頑張ってきた量(努力)が形や量で見えるので、大きな満足感(うれしさが得られます。こうなると、もっと増やしていこうとする欲が出てきて、継続することが苦にならなくなるのです。このことが楽しみになってきます。

 こうなると、もう大丈夫です。毎日続けることができます。紙やペンといっしょに、うれしい気持ちがどんどん増えていくからです。そして、記憶した量もどんどん増えていくのです。すばらしい循環でしょう?

さて、あなたは、これから、どうしますか?

試してみませんか?