Part 23 3学期を迎えて
2022年1月12日 10時39分まず、この年末・年始において、ここにいるみなさんが、大きな事件や事故に遭うこともなく、無事に、今日、また会えることを、なによりもうれしく思います。これは、みなさんが、この冬休み、担任の先生をはじめ、家族のみなさんからの注意をしっかり守っていたからだと思います。
さて、この3学期は、長かった2学期と比べると短く、油断をしていると、あっという間に修了式がやってくるかもしれません。しかし、この3学期は、一年間の締めくくりとなる、重要な学期でもあります。
3年生は、卒業後の進路を決定する大きな関門、受検があります。人生で初めての大きな試練だと思います。その突破に向けて、中学校生活の締めくくりを、しっかりとしてください。
2年生は、伯方中学校の最高学年となる準備の学期となります。本校のリーダーとしてふさわしい資質を身に付けられるよう、しっかりとした自覚を持ち、行動してください。
1年生は、入学してくる新入生の先輩として、学習面や運動面、生活態度などの模範を示すために、それにふさわしい資質を身に付ける最後の仕上げをしてください。よろしくお願いします。
「終わりよければ、すべてよし」という諺(ことわざ)があります。これは、「最後まで諦めずに、成果を出すためにしっかり努力をし続ければ、たとえ、途中に失敗があっても、最後に成果が出て、すべて良かったということになる」という意味だと思います。1学期、2学期、あんまり成功がなかった、と悔やんでいる人、チャンスです!全員にチャンスがあります!!
そこで、元プロ野球選手の松井秀喜選手が、言った言葉をみなさんに送ります。「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」これは、目標を持つことの大切さ、それを続けることの大切さ説いた言葉だと私は思っています。毎日何かを心がけ、続けていれば、知らず知らずのうちに行動が変わり、最後には、夢が実現するという意味だと思います。
「え~。でも、続けることはかなりの努力が必要だよなあ。難しいよなあ。」と思う人もいると思います。そこで、よい方法を教えましょう。それは、したいことを習慣化することです。
みなさん、朝、起きたとき、顔を洗うと思います。でも、小さい頃、それはめんどくさくて、嫌なことだったと思います。私はそうでした。でも、それを毎日続けていくうちに、それは当たり前のことになり、しないと気持ち悪い、と思うようになったと思います。これが習慣化したということです。最近、流行した言葉で言えば、「ルーティーン化」することです。「ルーティーン化」すれば、そこに努力は必要ありません。脳が無意識のうちに体に指令を出して行うからです。この3学期は、先ほど言ったように、短いけれど、大切な3か月です。しっかりとした目標を持ち、努力していきましょう。
そんな3学期ですが、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染は、ここ愛媛県だけでなく、今治市内においても多く発生しています。爆発的な感染のようです。みなさんが、これからやりたいこと、やるべきことを実現するために、普段の生活の中で、マスクの着用、手洗い、3密の回避など、自分にできることはしっかりと行うなど、いつも以上に感染防止対策をお願いします。
そして、身の回りの誰かが感染した、または感染した可能性が出た場合には、しっかりと支え、できるだけ早くもとの生活に戻れるように、みんなで協力していきましょう。それを妨げるような行為があれば、絶対に許さず、なくす行動をとりましょう。よろしくお願いします。
それでは、全校生徒のみなさん、この3学期、体調をしっかり整え、この1年間の成果を出すために、総仕上げをしていきましょう。皆さんとともに、先生たちも頑張ります。